【大阪会場】Xperiaアンバサダーミーティングで語られたXperia Z5のあれこれ

11月12日に大阪で行われた「Xperia Z5 タッチアンドトライイベント」に当選し、参加することが出来たので当日の様子をつらつらと書いていきたいと思います!

実は初開催の大阪会場

 今回行われたアンバサダーイベント、実は大阪は初開催とのことでした。前回XperiaZ4・A4の件で神戸でも行われていたのですが落選してしまった身としては今回の当選は本当に嬉しかったです。

 当日は大阪のハービスOSAKAにて行われたのですが、会場にたどり着くのには非常に苦労しました。というのも、前回参加した銀河系のイベントはハービスOSAKAの近くにあるブリーゼブリーゼで行われ、てっきりそこでやるものだと思っていたので迷ってしまい結果少し遅刻してしまうことになりました。参加者の方々、ごめんなさい。

イベント内容

 では早速イベントについて書いていこうと思います。まず初めに参加者の方々には軽食と飲み物、モニター機が渡されました。今回モニターとしてお借りしたのはSoftbank版のXperia Z5のホワイトカラー。開発機ということでフルセグが見れない仕様ということでしたが、SIMがすでに刺さっているので思う存分インターネットやコンテンツを楽しめるようになっているというのが嬉しい所(銀河系イベントではWiFi使用が前提だったので…)。
 軽食とは言っても立派な弁当で、明太子が贅沢に使われていて美味しかった!
お菓子のお土産も多く、もう最高です。

 まず最初はXperiaZ5シリーズの説明から。まずAndroidスマートフォンシェアNo.1でXperiaが選ばれているということをアピール。CMや広告で使われている「だから私はXperia」の人たちはヤラセでも何でもなく本当のユーザーなので誤解しないで欲しい、とのことでした。
 XperiaZ5シリーズとして発売する3機種について。通常のZ5はdocomo・au・softbankから発売され、コンパクトモデルのZ5 Compact、4Kディスプレイを搭載する最上位モデルZ5 Premiumの2機種はdocomo限定で発売されます。
  Xperia Z5では背面の素材に新しく、さらさらとした手触りが特徴のフロストガラスを採用し落ち着いた印象。サイドフレームもZ4から一新し、やや角張ったつや消しのフレームを採用することで本体との一体感を出しています。今までのつるつるとしたガラス素材から変更したことで指紋も付きにくくなっています。
 続いてXperia Z5 Compactについての簡単な説明。Z5よりも一回り小さい4.6インチのディスプレイを搭載したコンパクトモデルで、ビビットなカラーバリエーションが特徴。
 そして最上位機種であるXperia Z5 Premiumの説明。こちらの背面はフロストガラスではなく従来通りのガラス素材を使用。Premium限定のクロムカラーは背面がまるで鏡のようになっています。ソニーお馴染みの4Kコンテンツをフルに楽しめる4Kディスプレイや3400mAhの大容量バッテリーを搭載。

イベント会場後方にXperia Z5 Premiumの実機が展示されていました。
クロムカラーはもはや鏡。

 今回から新しく搭載された電源ボタン兼指紋認証センサー。ボタンの押しやすさのためにセンサー周りを綺麗に削り、絶妙なくぼみを実現しています。ここはかなりこだわったポイントなんだとか。
 横長のコンパクトなセンサーはスライド式ではなく、タッチ式。技術部の方々に頼み込んでなんとか作ってもらったそうです。
 サイドフレームの下部にはXPERIAロゴが。単なる印刷ではなく、ちゃんと彫り込んであります。こちらも調整を重ねてデザインを決定したそうです。
 前回機種で話題になった発熱についての話。Xperia Z5では発熱対策のために熱を逃がす「ヒートパイプ」を搭載。カメラ付近に配置することによってカメラ使用時の発熱を抑える働きをします。
 中の人が熱を込めて話していたのでZ4での発熱問題はある程度は認めているのかも。

 ちなみにXperia Z5 Compactは構造上、ヒートパイプはなく背面全体で放熱をするようにしてあるらしいです。

 ここからはカメラのお話。Xperia Z5では最新のCMOSセンサーを搭載し、画素数も従来から若干アップ。Xperia Z4では有効画素数が2070万画素でしたが、Z5では2300万画素へ向上。

 Xperiaのカメラのコンセプトは「人の目で見たものそのままに表現」。

 イメージセンサーが新しくなったことで従来のコントラストオートフォーカスに加え「像面位相差オートフォーカス」が利用可能になり、世界最速の0.03秒AFを実現しています。
 世界にはこういった位相差AFを搭載しているスマートフォンが他にもありますが、Xperiaの方が優位であると担当者の方は語っていました。
 先程も述べたようにZ5では従来から画素数がアップしています。それに加え、画像処理エンジン「BIONZ for mobile」が更に進化し、5倍にズームしてもノイズの少ない鮮明な写真を撮影することが出来る様になりました。
 これに伴いカメラアプリのUIも少し変更。ズームした際に出てくるカーソルが見やすくなり、どこまで鮮明なままズームが出来るかがわかりやすくなっています。
 カメラが状況を判断しユーザーが特に何をしなくても綺麗な写真を撮れる「プレミアムおまかせオート」。ここでもUI周りや機能が改善され、おまかせオートでも彩度と明度を手動で変更出来るようになりました。
 逆光の時に威力を発揮するHDR。従来から更にチューニングが施され、黒つぶれや白飛びが更に少なくなり自然な写真を撮ることが出来ます。
 ハンディカムやサイバーショットの技術を取り入れて開発されたXperiaの電子式手ぶれ補正「インテリジェントアクティブモード」。最近の光学式手ぶれ補正(OIS)ではなく、あくまで電子式にこだわっているようです。
 こちらも従来(Xperia Z4)から更に改善を施したものとなっています。
 
 カメラモジュールについてのテクニカルな説明。Z5に搭載されている新型のイメージセンサーは従来通り1/2.3のサイズを使用。ワイドレンズになったことで、Z4に比べやや広い範囲まで写真に収めることが出来るようになっています。
 先程も述べたハイブリッドAF(コントラストAF + 位相差AF)についての具体的な説明。競合他社の位相差AFは狭い範囲でしか制御出来ないらしいですが、Xperia Z5ではほぼ全域で位相差情報の制御が可能となっています。これが実現したのもαの技術・ノウハウがあってこそ。
 ハイブリッドAFの凄さが分かる動画撮影テストの様子。プラレールが目の前を通り過ぎるだけの映像で、電車が通り過ぎる前後は後ろに映っている人形にピントがあっているのですが、通過する瞬間に電車の方にピントが瞬時に合い、通過後はまた人形の方に瞬時にピントが合うといったものです。
 競合他社のスマートフォンは電車が通過するその一瞬ではそちらにピントをあわせることが出来ず電車がぼやけてしまっています。

 電子式手ぶれ補正「インテリジェントアクティブモード」の詳細。Z4よりも良くなったというのはやはりカメラモジュールが新しくなったから。新型フィードバックアクチュエーターシステムによりレンズ振動を軽減、結果従来よりもブレの少ない動画を撮ることができ、夜景など低照度でもブレを抑えることが出来るようになっています。

 続いてオーディオに関して。Xperia Z5ではノイズキャンセリングとハイレゾ音源の再生の両方が同時にできるようになり、外出時でもハイレゾ音源に没入することが出来ます。この機能なら従来のXperiaでも出来そうですがZ5の方がノイズキャンセリング効果が強いようです。
 ハイレゾ再生とノイズキャンセリング両方対応のイヤホン「MDR-NC750」は別売です。

 もちろんDSEE HXやClear Audio +、イコライザー、LDACにも対応しています。ちなみに「LDAC」とはBluetooth接続でハイレゾ音源を再生するときに出来るだけ音を劣化させずに再生させるもの。片方が対応しているだけでは意味がなく、再生するスピーカー等もLDACに対応している必要があります。
 Z4のアンバサダーイベントでも好評だったという「バイノーラル録音」。先程のノイズキャンセリングヘッドセットを使用して録音すれば、周囲の音の位置そのままの録音ができるのでその場所にいるかのような感じになります。
 当然ヘッドセット側には左右にマイクが付いており、Xperiaに挿している時に電話がかかってきてもイヤホンを装着したまま受け答えができるようになっています。
 Xperia Z5でも液晶テレビBRAVIAで培われた技術がふんだんにつぎ込まれており、同系色の微妙な差でも色合いの差を明確に感じられるようなディスプレイになっています。
 CPUにはQualcomm社の64bit8コアプロセッサー「Snapdragon 810」、Android 5.1を搭載。
 「あれだけ熱問題があった810をまだ使用するのかといった意見もありましたが、処理速度や先進性を考えるとヘキサコアは選択肢から外れ、結果8コアを継続して搭載しようということになりました」と中の人は語っておられました。
 実際にどれだけ熱対策も施されているのかは気になるところ。今後モニター機で確かめてみようと思います。
 フラグシップモデルであるXperia Z5 Premiumでは世界初の4Kディスプレイを搭載。ソニーがずっと推してきた4Kコンテンツを存分に楽しむことが出来る唯一のスマートフォンです。画面精細さをあらわすppi(pixel per inch)は806。ほかの標準的なスマートフォンは300-500ほどですから圧倒的にきめ細かいディスプレイを搭載する事になります。
 Z5 Premiumは4Kディスプレイを搭載しているので、例えばYoutubeやフルHDで撮った動画などを4K相当の画質にアップスケーリングしてくれる、なんて機能もあります。
 4Kディスプレイに3400mAhというバッテリーは少なくはないか?と心配される方もおられますがご安心を。
 「全てを4K表示するのではなく映像や写真などを表示している時にだけ4Kとなり、他の時はフルHDに解像度を落として表示しているので普段使いであればバッテリーに影響はない」と担当者の方が言っていました。
 Xperia Z5・Z5 Compact・Z5 Premiumの3モデルにはいずれも指紋認証センサーが搭載されています。センサーは普段の使用で違和感が出ないように電源ボタンに搭載。最大5つまで指紋を登録できます。
 Z5ではディスプレイに水滴がついていても誤タッチを少なくし快適に操作できるようになっているそうで、Z4からさらにチューニングしたとか。本体もIPX5/8の防水でキャップレス防水になっているので、水まわりでも安心して使用することが出来ます。
 プリインストールされている電話帳アプリがさらに賢く。予めお店の電話番号を登録していれば、自動的にそのお店の情報が追加されるようになっています。

 いままでiPhoneを使用していて、Xperiaに変更するときに役立つデータ移行ツールの紹介。Google Playで公開されている林檎社製のAndroid向けのデータ移行アプリが賛否両論はっきり分かれていますが、こちらは果たしてどうなんでしょうか?

 これは一部のXperiaでも提供されている機能。PS4と接続してリモートプレイが出来るので、リビングでのリモコン争奪戦に負けても、自室で自由にゲームをプレイすることも出来ますしセカンドスクリーンになったりもします。

 関係者の方でさえ、「誰がこんな商品買うのか?」と疑問に思ったというスピーカー内臓のLEDライト。Bluetoothでスマホと接続でき、手軽にBGMを流せるので個人店などに需要がありそう。
 ただ価格が約25,000円とやや高いのがネック。

 最後にNFCで接続して使うウィンドウ付きの純正ケースの紹介。3モデル全てに対応しています。

Q&A

 一連のスライド説明終了後、Q&Aの時間が設けられました。その中でいくつかピックアップして書いていきます。
Q. Android 6.0アップデート予定は?
A. 「一応考えている。しかし、通信状況・キャリアアプリの対応状況など最終的な決定はキャリアさんがするので我々からはっきりしたことは言えない。が、前向きに検討している。」
Q. なぜ従来の丸い電源ボタンをやめてしまった?
A. 「設計担当の者がいないのでなんとも言えないが、今回のボタン形状は指紋認証センサーの位置・大きさ・使いやすさに徹底的にこだわった結果。ユーザーの方々にはこれをご理解頂きたい。」
Q. (司会の方から)Z Ultraを使っている方はどれくらいいる?
 会場の1/3ほどが手をあげていました。みんな凄い、、、、
中の人「理由はいえませんが、今使っているそのZ Ultra、大事にしてやって下さい」
何とも意味深な回答。察するにもう後継機は出しませんよ、ってことかな。

まとめ

 今回初めてXperiaアンバサダーミーティングに参加させてもらいましたが、他のイベントとは違い、他の参加者の方々との距離が近いような印象をうけました。それだけにグループディスカッションが時間の都合上で無くなってしまったのが残念でした。
 司会の方(中の人)もジョーク交じりで愉快に説明してくださり、とても聴きやすかったです。また参加したい!
 長文及び下手な説明失礼しました

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