街の雑音をかき消し静寂の世界へ SONY「MDR-1000X」レビュー

11/02/2016




イヤホンでも別に構わないけど、外出するときにでも使える取り回ししやすいワイヤレスヘッドホンが欲しいなぁ〜なんて思っていた今日この頃。前々から気になっていたMDR-1000X国内発売が決定し、あれよあれよという間に手元に転がり込んできました。

最近散財が多い気もしますが無駄な買い物だなんて思っていませんし、むしろ必要な投資だと思っているので良いんです!物欲には正直になろう。

というわけで、今回はこのMDR-1000Xのレビューを外観や使い心地含め書いていこうと思います。




まずはパッケージ。ヘッドホンなので箱はそれなりに大きい。LDACとかいろいろロゴが書いてあってスペックが強い感じの表記、好きです。

ワイヤレスのフラグシップとあって、シックで落ち着いた色のブラックとベージュの2色展開となっています。ブラックだと普通すぎるなってのでベージュを選びました。




本体登場!かと思いきや、まさかのキャリングポーチに収まった状態でのご対面。ポーチを使うか使わないかは別にして、こうやって折りたたんでコンパクトに持ち運べるのはグッド。
ケーブルレスなので取り回しも良く、カバンとかにそのまま突っ込んで使うことが多そう。




あとは、取説とか有線接続のケーブルとか飛行機用のアダプタとか保証書とか。

今回はソニーストア直営店で購入し3年ベーシックの保証(要するにメーカー保証3年分)がついています。有料で自損の分も保証してくれるワイド保証に入ることも出来るのですが、こういった類のものを自分で壊したことは無いので加入しませんでした。



続いて外観をチェック



 ハウジング部は革のような質感でシンプルな見た目。メタル部分(本当の金属なのか塗装なのかわかりづらいのでこの表現で...)は光沢感がなくマットな感じに仕立て上げており、高級感があります。機器と接続するためのNFCは左側。

 吸放湿性と装着感のバランスがよく考えられたイヤーパッドはとても気持ちよくて、気になっていた側圧もMDR-1Aほどゆるゆるではなく、ちょうど良い感じ。ただ、実際歩きながら使っていると少し蒸れます。夏場は厳しいかも。




 左側には電源ボタン・ノイズキャンセリング(NC)ボタン・アンビエントサウンドボタンと有線接続のためのジャック。右側には充電端子があります。何のボタンか触って分かるように突起の長さが異なっているということで、こういった細かな気配りは流石ですね。
 ユーザーの装着状態にあわせてノイズキャンセリング効果を最適化してくれる「パーソナルNCオプティマイザー」の測定はNCボタンの長押し。だいたい10秒ちょっとで終わります。メガネを付けるかつけないかでも効果が変わってしまうこともあるみたいですよ。




 ヘッドバンド部は外側がメタル、内側が柔らかい素材となっています。ここでのメタル部分はマットな質感ではなく光沢があるもの。




 右側のハウジング部はタッチセンサーになっていて、ダブルタップで再生・停止、前にスワイプで曲送り、逆は曲戻し、上は音量アップ、下は音量ダウンという操作ができるようになっています。スマートフォンであれば音声アシスタント「Google Now・Siri」をタッチで呼び出すこともできるようです。
 さりげない操作でプレーヤーを取り出さなくても曲のコントロールが出来る点が嬉しいですね。感度も良好で、今まで認識しなかったことはありません。




業界最高クラスのNC性能・音質はいかに


 業界最高クラスのノイズキャンセリング性能というふうに言っていますが、実際他のノイキャンヘッドホンは試聴したことがほとんどなく、あると言ってもFシリーズWalkmanの時に付属していたイヤホンでしか体験したことがありませんでした。

 実生活においてかなり役立つなと思ったのが「クイックアテンションモード」。これは右ハウジングに手を覆うだけで音楽のボリュームがぐっと下がり、周囲の音を取り込んで聞きやすくする、というもの。
 電車に乗っていて駅以外で停車したとき、時々アナウンスが流れますよね。このモードを使えばヘッドホンを外すこと無くアナウンスを聞き取ることが出来るので、だいたいの内容を把握したら手を外してまたリスニングを再開することが出来ます。

 また、「アンビエントサウンドモード(ボイスモード)」も結構便利。周囲の環境音はカットして人の声だけを聞こえやすくするというもの。マイクを通して、雑音のない声だけが耳に届くのは何だか不思議な感じ。
 あくまで聞こえやすくするためのもので、完全に話し声が聞き取れるわけではありません。静かめの音楽ならまだ聞き取れるかもしれませんが、楽器の音が強めだとそっちが勝ってしまいます。


 MDR-1000Xには、XperiaやWalkmanといったソニー製品ではもはやおなじみ機能となった「LDAC」「DSEE HX」「S-Master HX」が入っています。特に、mp3音源をハイレゾ相当にアップスケーリングしてくれる「DSEE HX」を搭載するヘッドホンは実はMDR-1000Xが最初。LDAC接続のときや有線接続のときはオフ、それ以外のBluetooth接続ではオンになるそうです。

 これらのおかげか、ZX100(Walkman)でもスマホでも同じような音を聞かせてくれたのでビックリ。
 ZX100とのLDAC接続がメインになるのでそちらの感想になってしまいますが、ワイヤレスで聞いているとは思えないほどスッキリかつ濃密な音で、まさに「良さみが深い👏」という感じでした。なお、接続中はウォークマン側のイコライザやClear Audio+は機能しないようになっています。




 当然有線接続でも聞くことが出来ますが、電源がオフの状態で聞くとベールがかかったようなイマイチな音になってしまうので電源をつけて聞くことをオススメします。

 以前のヘッドホンのリケーブルで使用していたオヤイデ電気の「HPSC-35」をそのまま使い回しできたので一安心。ワイヤレスではやや高域が主張しすぎてた感じがしたのですがこれを挿すと全体的にまろやかで上品な感じになります。



買って良かった

 これを被ると完全な無の世界に突入する、とまでは言いませんが周囲数十mくらいに人とかモノが無いんじゃないか?ってくらい何もない状態にはなります。街中にあふれている「ゴーッ」とか「シャーー」といった音は完全に取り払ってくれるので外出先でも部屋にいるときのようなリスニングが出来て、音楽を流さなくてもNCをオンにさえしておけばカフェ等での勉強も捗りそう。
 
 外でヘッドホンを付けている人はあまり見かけずイヤホン派が多いようですが、自分はこれを機にヘッドホンを身につける機会が多くなりそうです。ワイヤレスヘッドホンの購入を検討している方には(価格お高めですが)是非!




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