世はトゥルーワイヤレス戦国時代。今年後半になって各社から左右独立型のイヤホンが続々と登場し、そろそろ買ってみようかな?と考えている方もおられるのではないでしょうか。
家で聴くときはさほど気にならないイヤホンのケーブルですが、いざ外出すると何かの動作の時に引っかかって邪魔になったり、ケーブルが絡まってまとめるのも取り出すのも鬱陶しいと思ったことが一度はあるはず。
流行りの「トゥルーワイヤレス」というのは、名前通り「真のワイヤレス」ということで完全無線なんです。耳栓と一緒。
自分も先日の記事で紹介したWF-1000Xは、今も外出時のお供として活躍しています。
という事で今回は、色々訳あってBOSEの「SoundSport Free wireless headphones」がひょこっとやってきたこともあり、SONY WF-1000Xと比較でもしてみようかと思います。
BOSE SoundSport Free wireless headphone
BOSEから発売されている「SoundSport Free wireless headphones」は、名前の通りスポーツやアウトドア向けの完全ワイヤレスイヤホン。独自形状のイヤーピースである「StayHear+ Sport」は激しい動きでもしっかりとした装着感を実現しており、またIPX4の防滴・防汗仕様ということから、いかにもスポーツ向けであるかが伺えます。
無料アプリの「Bose Connect App」から紛失したイヤホンを探すことが出来る機能も面白いですね。
BOSEのヘッドホンと言えばノイズキャンセリングがついているものと思う方もいるでしょうが、このモデルに関してはノイズキャンセリングは非対応となっています。
そして手元にあるのが、11月23日発売のミッドナイトブルー×イエローシトロンカラー。もう一つのトリプルブラックはiPhone Xの発売に合わせてか11月初旬に先行して発売されています。
円柱型のケースは、ややブルーが混じっている落ち着いた色合い。単体では5時間の再生が可能で、ケースでは2回分充電できるようになっています。
開けるとこんな感じで左右にイヤホンが収納されています。ここからサッと取り出して、左右の耳に装着するだけ。取り出すと自動的に電源がオンになります。この利便性がトゥルーワイヤレス一番のメリットですよね。
ただ、本体とイヤーピースの収納部が同じような大きさをしているので、収納するときに左右の向きを間違ってしまうことがあり、ここはちょっと面倒。
イヤホンを収納するときは磁石で吸い寄せられるようにピトッとひっつき、ケースをひっくり返したり振ったりしても落ちる気配はありません。
曲を操作するボタンはちょっと固め。
ふたを開けるところにバッテリー残量が分かるインジケータがあります。ただこのフタが思っている以上に開けにくく、やや不満なところ。
SONY WF-1000X
お得意のノイズキャンセリングに対応する、SONY初のトゥルーワイヤレス「WF-1000X」。しかしこちらは防水機能は一切なく、ヘッドホンでは対応しているLDACも非対応。
レビューは「邪魔なものがないって素晴らしい。SONYのトゥルーワイヤレスイヤホン「WF-1000X」レビュー!」に書いてありますので、そちらをどうぞ。
写真で比較
個人差はあると思いますが、ケースに関してはWF-1000Xの方が持ち運びしやすく、すぐに取り出しやすいように感じます。
イヤホン本体はSoundSport Freeは9g、WF-1000Xは6.8gと非常に軽量。重さの違いはバッテリーの違いといったところでしょうか。
数値上の重さの差は僅かですが、着けてみるとその差が結構感じられます。
WF-1000Xの方が耳孔の奥までグッと入ってくれるので、通常の遮音性はWF-1000Xに軍配が上がります。
シャンパンゴールドの色合いも人肌に近く、装着時の他の人から見た感じはSONYの方が上品ですね。
いろいろ比較
SoundSport Free | WF-1000X | |
---|---|---|
操作のしやすさ | ◯ | ◎ |
装着感 | ◯ | ◎ |
遮音性・音漏れ | △ | ◯ |
音質 | ◎ | ◎ |
接続安定性 | ◎ | △ |
バッテリー | ◎ | ◯ |
価格 | 29,160円 | 26,870円 |
とまぁ表にしてみましたが、ちょっとざっくり過ぎますよね。
- 「操作のしやすさ」SONYの方がボタンも1つで分かりやすく、押し心地がちょうど良い。
- 「装着感」軽いSONYの方が聴き疲れしないかも。外れる心配が無いのはBOSEの方。
- 「遮音性・音漏れ」BOSEの遮音性はほぼ無い。その分音量を上げたくなるので音漏れはすると思う。
- 「音質」BOSEは誰が聴いてもイイと感じる音に仕上げているらしく、まさにその通りだと思う。音の定位もしっかりしていて、それでいて音場も広い。凄い。SONYはややザラつきを感じるものの、全体的に元気な音で聞いてて楽しい。BOSEのそれに高域のキラキラさを足した感じ。要するに両方最高!
- 「接続安定性」SONYのはSBC接続でも人の多い場所だと右がプツプツ切れる。聞こえたり聞こえなかったりが結構ストレスになる時がある。BOSEはまだ今のところ切れたことなく、非常に安定。他メーカーのものだとNFMIとかいう技術で安定性を確保しているらしいが、BOSEにはこういった技術的な説明は無く謎。
- 「バッテリー」言わずもがな。
個人的オススメは?
それぞれにイイところイマイチなトコロがあるのでどっちが確実に買いだ!なんてことは言えないんですが、1つをどうしてもというなら「SoundSport Free」を選びます。
左右独立型のイヤホンを選ぶ上で最重要になってくるのはやはり「接続安定性」。いくら製品の質が良くて音が良くて操作しやすくても、聴いてる最中に片方が切れたり直ったりというのがあるというのはかなり違和感があります。有線のイヤホンでは断線でもしない限り、こういうことが起こりませんからね。
ということで以上の点を考えると、現時点では総合的にバランスが取れているこの製品が一番オススメ。12/1には新色「ブライトオレンジ」が発売され3色になるようです。
最近ではイヤホンジャックが廃止されているスマホがだんだん増えてきましたから、機種変を機にトゥルーワイヤレスデビューしてみてはいかがでしょうか?
BOSE 2017-11-23
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